AWSでは、メール送信サービスとして、Simple Email Service(以下、SES)があります(サービスの詳細はこちらを参照してください)
SESを利用する事で、大量のメールを送信することができます。メールを送信するためのSMTPサーバーなどの環境は不要で、APIなどからメール送信の指示を行うことで、メールを送ることができます。
SESの初期状態では、送信に制限がかけられており、1日200通までしかメールを送ることができません。しかし、利用申請を行い、承認されると1日5万通 1秒あたり14通のメール送信ができる様になります。(申請は、サポートに対して利用方法やバウンスメールの処理などの対応・・・について記載することで、承認を頂けます)
注意が必要な点として、1日5万通の送信ができるのですが、1秒あたり14通の制限がかかっています。この制限を超える件数のメールを送るとエラー・失敗になると思います(試したことないのでわかりませんが・・・汗)
という事で、メール送信を行う処理(Lambda関数を利用)の前にSQS(詳細は、こちら)を配置し、一気にメール送信を行わないように処理する仕組みを設けた方が良いと言うことになります。
上記の様な事象が発生するケースとして、顧客個々に対して同じメールを送る場合があると直ぐに単位時間あたりの送信件数を超えてしまう様になります。
実際、メールが集中するケースは多くないかもしれませんが、大事なメールが欠落する可能性が有る場合には、SQSの様な仕組みを設けることで、送信をコントロールすることをおすすめします。
例えば・・・※実際には、SQSとSESの間にLambda関数が配置されています(汗)
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