(要件管理)要望より使いやすさが優先する

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

さて、「要望より使いやすさが優先される」 賛否も少なからずあると思いますが、基本的には”使いやすさ”が優先されると考えています。
Webシステムにおいて、よくある事例を記載します

依頼者:「一覧で多くの情報を見れた方が助かる。できるだけ多く表示させてほしい」
開発:「承知しました。可能な限り表示します」
↓
完成した一覧は、レコードは、縦スクロール・項目は、横スクロールで目一杯表示させるものができあがります。

まぁ、要求通りに対応すれば、そのようなものができあがります。
これで良いのでしょうか? → ダメでしょう!

スクロールが発生するケースでは、その旨を依頼者に具体的に提示して、折り合い(妥協点を探る)をつける必要があります。
もちろん、その妥協点を探る場合においては、表示の工夫などが大切です。

・アイコン化
 対象が種別といった固定的なものをアイコン化を検討する
・1セル内で複数情報を表示
 1セル内を複数行に分けて、複数の情報を表示する
・情報の精査
 一覧でまず確認したい情報とそうでない情報を分類し、そうでない情報の表示を省略する
・情報ブロックの切替
 情報をカテゴリごとに分類し、表示の切り替えをできる様にする。

など、情報を精査した上で、依頼者(ユーザー側)としっかりすりあわせる必要があります。
要望はあくまで要望です。ユーザーが求めているものは、「使いやすい」という前提の上で「要望」を発信するケースがおおいです。その点について、しっかり認識し、すりあわせをしなければいけません。

本記事にたいする質問やお問合せ・IT改善のご相談はこちら