ITシステムによる業務改善では、繰り返し手直しを進めることで、業務効率を大きく上げることができます。しかし、ここには大前提があると考えています。
ITシステムの継続的な改善で業務を大きく発展させるための前提は、
①ITシステムの基礎設計がしっかりしていること
ベースとなる設計がいい加減なものですと、その後の修正がつぎはぎの様になってしまいます。
家で例えるなら、「基礎/土台がしっかりしていないと、家が建てられなかったり、増築によって、壊れる恐れがある」と言った感じでしょうか。
②経営者や経営幹部の期待する方向性を把握していること
経営者や経営幹部が長期的な視野で、会社内外の方針をもたれています。システム開発において、そういった長期的な方向性を把握して作業を進めないと、経営方針と異なる方向ばかりに注力する事になり、経営者/経営幹部が望む業務の進展を実現する事ができません。
③開発者に幅広い知見があること
実際に開発(設計)をするためには、現場担当者からヒアリングを行います。このヒアリングにおいて、現場把握はできるのですが、現場担当者自身もどのようになることが正しいのかがわからないケースが多くあります。
ですので、開発者(上流設計者)は、幅広い知見を活用して道を開いていく必要があります。知見を生かして、②の方向に向かっていく道を示す必要があります。
そのような事ができる設計者でないと、一見前に進んでいるように見えて、実は違う方向に向かっていました ということが起こります。
このような前提を踏まえて、システム開発・システム導入を進めて頂ければと思います。
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